広島・長崎講座

昭和20年に広島・長崎に投下された原子爆弾の問題について考える。投下をめぐる状況や被爆の内実だけでなく、原爆が文学や映画でどのように表象されてきたかを考える。また、未だにアクチュアルな問題である原爆・核について関心を深め、平和運動や核抑止の議論などに対して、自分なりの考えを持てるようにする。

• 概説
• 原爆投下をめぐる歴史
• 原爆と平和運動
• 原爆文学を読む(詩：峠三吉)
• 原爆文学を読む(小説：原民喜)
• 原爆文学を読む(小説：井伏鱒二)
• 映画における表象(｢黒い雨｣)
• 映画における表象(｢二十四時間の情事｣)
• 映画における表象(｢博士の異常な愛情｣)
• 映画における表象(｢ザ･デイ･アフター｣)
• アウシュヴィッツとヒロシマ(1)
• アウシュヴィッツとヒロシマ(2)
• ナショナリズムと原爆の表象
• まとめ

作品を読むよう指示した場合は、必ず読んでくること。新聞に毎日目を通すこと。また、文学作品や映画などを観て、小グループに分かれて意見を出し合う時間を設けたいと考えているので、自分なりの意見や観点を持つよう努めること。

講義の際に指示する。

平常点(40%)とレポート(60%)を総合して評価する。

学内専用ブログで情報提供を行う。 携帯電話の使用、私語は厳禁とする。