開設大学とシラバス

新潟大学 平和を考えるB
Lecture about peace with some viewpoint B

1 年度

2017年度

2 科目名

平和を考えるB/Lecture about peace with some viewpoint B

3 担当教員

粟生田 忠雄 , 小泉 明子 , 鈴木 賢治 , 世取山 洋介 ,
赤井 純治 , 中野 博章 , 酒匂 宏樹 , 寺尾 仁

4 対象学部等

全学部

5 開講学期

第3,4ターム

6 単位

2

7 曜日・時間

水曜日 3時限

科目の概要(Course Outline)

今日、日本における「平和」は第2次世界大戦の末期の広島・長崎の原爆投下にはじまり、戦争の反省と恒久平和への願いをもとに語られ、様々な取り組みとなってきました。

現代の「平和」問題は、単に戦争や紛争のない状況にとどまらず、核開発、原発、経済の南北格差、環境破壊、エネルギー、食糧など多岐にわたります。本講義では、上記の平和問題を、人文科学、自然科学のスタッフが専門に根ざして多角的に問題提起します。

 この講義を通じて、「平和」が単に紛争のない状態にとどまらず、私たちの日常生活のさまざまな側面に深く関わっていることを学びます。
また、科学の発展が人類の幸福に役立てるよう、自らの専門知識に責任がもてる見識を育むことを目的とします。

科目のねらい(Course Objectives)

戦争と平和,紛争の歴史,人権や地方自治などについての基礎知識を備え,市民として求められる「平和」に関する見識を身につけることを目標とします。

学習の到達目標(Specific Learning Objectives)

  • 日本と世界の戦争と平和についての歴史、現実について、論述できること。
  • 講義の学習・刺激、また学生同士の啓発を通じて、平和について、自主学習をすすめること。
  • 自らの考えを育み発表できること。

を目標とします。

登録のための条件(注意)(Prerequisites)

平和について,真剣に考えようという姿勢がある人を前提とします。
副専攻平和学をめざす人を除いて,平和を考えるAをすでに聴講した人は重複して受講できません。

学習方法・学習上の注意(Study Advice)

各講義は、様々な分野からの問題提起であり、深く学ぶきっかけを与えるものです。
このため、必ず出席し、考え、自ら積極的に学習することが重要です。

講義だけでなく、主体的に関連した課題を調べ、読書(乱読、精読、積ん読、斜め読み)をすすめることが重要です。

授業計画(Lesson Plans)

  • ガイダンスと,イントロダクション。講義の日程・計画・予定を説明する(粟生田忠雄:農)
  • 水・食料の配分と平和(粟生田忠雄:農)
  • 環境アセスメントと沖縄の軍事基地(粟生田忠雄:農)
  • 現代における「平和」日本国憲法をめぐって-1 (小泉明子:教育)
  • 現代における「平和」日本国憲法をめぐって-2 (小泉明子:教育)
  • 大学生の国際交流から世界平和を目指す-パリ国際大学都市の試み(寺尾仁:工)
  • 巻原発住民投票(鈴木 賢治:教育)
  • 原子力発電のしくみ(鈴木 賢治:教育)
  • 原発事故から原発問題を考える(中野博章:理)
  • 軍備と学問の結びつき---大学・研究所の軍事利用について(酒匂宏樹:工)
  • 無差別大量殺戮としての核戦争・被爆の実相について学ぶ。
    核攻撃目標のひとつとしての新潟。(赤井純治:理)
  • 新潟にすむ被爆者 山内悦子さんに被爆体験を聞く(山内悦子/担当 赤井)
  • 現代における「平和」教育問題をめぐって-1(世取山洋介:教育)
  • 現代における「平和」教育問題をめぐって-2(世取山洋介:教育)
  • 核兵器廃絶・平和実現の方向を探る。 平和な世界実現のため、何ができるか、何をなすべきかなどの総合討論 (担当、粟生田)

成績評価の方法と基準(Grading Criteria)

2/3以上の出席は必要条件。レポート課題を課す。
レポートの内容(75%)と平素の学習態度(25%:感想、ミニレポート、討論への参加・発言等)により評価する。
レポートの記述は,下記項目を留意のこと
           記
1)レポートと感想文は異なる.「である調」でしっかりと主張をする
2)起承転結の形式をとる(項目毎に見出しを付す)
3)意見と事実の区別を明確にする
4)引用元を明記する.

使用テキスト

なし

リンク

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