開設大学とシラバス

長崎総合科学大学 平和を学ぶb

1 年度

2011年度

2 科目名

平和を学ぶb

3 担当教員

芝野 由和

4 配当年

1年~

5 開講期間

後期

6 単位数

2単位

7 科目必選区分

JABEE コース学生は必修 (その他学生は選択)

講義概要

平和を論じる際、戦争との対比で捉える考え方が久しく一般的だったが、近年では、戦争にかぎら ない暴力との関係で平和を考えるようになっている。
「戦争」と「構造的暴力」、その関連を学ぶ。 総論として両視点の定義、そしてその関連を把握し、各論では基地、核利用、人権をとりあげ、平和のありようを知る。そして平和実現への課題と方法を考える。
JABEE 学習・教育目標 (1.5)

授業計画

ガイダンス~授業概要・講義のすすめかた・文献の紹介 (第1回)

総論 (第2回~第6回)
2.平和論の現在~戦争と平和=消極的平和・構造的暴力と平和=積極的平和
3.戦争と平和~「戦争」をどう考えるか
4.「戦争」と「構造的暴力」をつなぐ歴史~ビデオによる視覚的把握
5.構造的暴力と平和~「平和の不在」の発見
6.構造的暴力と平和~貧困のうえの豊かさ・豊かさのなかの貧困

各論(第7回~第12回)
7.核開発の歴史と科学者・技術者の社会的責任
8.もうひとつの核問題~ビデオによる視覚的把握
9.もうひとつの核問題~原子力発電と環境・エネルギー
10.もうひとつの長崎~佐世保・基地と地域社会
11.平和とヒューマニズムの文化~ビデオによる視覚的把握
12.戦争・軍事・暴力の文化vs 平和とヒューマニズムの文化

まとめ(第13回~第15回)
13.平和のための戦略~戦争と平和の視点から
14.平和のための戦略~構造的暴力の視点から
15.全体のまとめ~これまで学んできたこと 

授業形態

講義。

達成目標

「平和」をキーワードに、世界の動きとその情報への批判的視点を身につけること。

評価方法

ビデオによる視覚的把握のうち2回のレポートと期末試験。 期末試験の受験資格は3分の2以上の出席者のみ。

評価基準

ビデオによる視覚的把握のうち2回のレポート(20点×2=40点)と期末試験(60点)の計100点満点とし、60点以上を合格のための必要条件とする。

教科書・参考書

教科書は定めない。関連資料は事前に配布する。次回までに予習しておくこと。 そのつど関連参考文献を紹介する。

履修条件

JABEE対応科目であることを承知した学生に限る。

履修上の注意

JABEE科目なので、機械科JABEEコース学生以外の受講は推奨しない。

オフィスアワー

原則として月曜から金曜までの午後(13時~17時)の授業時間以外の時間。 ただし会議等不定期に入る場合があるので事前に確認して訪問することがのぞましい。

備考・メッセージ

与えられた課題をしっかりこなしながら、眼力を鍛えてほしい。

リンク

長崎総合科学大学
http://www.nias.ac.jp/

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