2008年度後期 (前期「平和を学ぶa」シラバスへ)
開設大学とシラバス
長崎総合科学大学 平和を学ぶb
1 年度
2 テキスト
教科書は定めない。関連資料は事前に配布する。
3 参考書
そのつど参考文献を指示する。
4 成績評価
ビデオによる視覚的把握の2回のレポート(20点×2=40点)と期末試験(60点)の計100点満点とし、60点以上を合格のための必要条件とする。 期末試験の受験資格は3分の2以上の出席者のみ。
5 担当教員
芝野 由和・共通教育センター准教授 ほか
7回は、物理学が専門の大矢正人・工学部教授、
9回は未定(外部の特別講義予定)
10回は、川原紀美雄・長崎県立大学名誉教授が担当。
その他は芝野准教授が担当。
6 講座趣旨
平和を論じる際、戦争との対比における平和という考え方が久しく一般的であったが、近年では、それだけでは不充分であるとして、構造的暴力と平和という視角がひろく認められるようになっている。 平和を考えるふたつの対極、「戦争」と「構造的暴力」、その関連を学ぶ。
総論として両視点の定義、そしてその関連を把握し、各論ではさまざまな領域から、基地、核利用、人権をとりあげ、平和のありようを知る。
そして平和実現への課題と方法を考える。
テーマに即して学内外講師による特別講義を含む。
【履修条件等】JABEE 学習・教育目標(1.5)
7 講義内容
- ガイダンス~授業概要・講義のすすめかた・文献の紹介(第1回)
【総論(第2回~第6回)】
- 平和論の現在~戦争と平和=消極的平和・構造的暴力と平和=積極的平和
- 戦争と平和~「戦争」をどう考えるか
- 「戦争」と「構造的暴力」をつなぐ歴史~ビデオによる視覚的把握
- 構造的暴力と平和~「平和の不在」の発見
- 構造的暴力と平和~貧困のうえの豊かさ・豊かさのなかの貧困
【各論(第7回~第11回)】
- 核開発の歴史と科学者・技術者の社会的責任
- もうひとつの核問題~ビデオによる視覚的把握
- もうひとつの核問題~原子力発電と環境・エネルギー
- もうひとつの長崎~佐世保・基地と地域社会
- 国際人権とヒューマニズム文化
【まとめ(第12回~第13回)】
- 平和のための戦略~戦争と平和の視点から
- 平和のための戦略~構造的暴力の視点から
- 期末試験
8 授業種別
週間授業