開設大学とシラバス

敬和学園大学 平和学1

1 年度

2021年度

2 科目名

平和学1

3 担当教員

佐々木 寛

4 年次

3

5 単位

2

6 授業形態

講義

7 開講期

前期

        

講義の到達目標およびテーマ

平和学は「平和をいかに創るか」という実践とのつながりの深い学問として発展してきました。「平和」の対語は「戦争」というより、「暴力」というさらに広い範囲になります。それゆえ、平和の構築に向けて、政治学、経済学、社会学、法学、哲学、心理学などさまざまな学問領域を総合的に活用する、学際的なアプローチが必要です。講義では平和学の目からは世界と自分たちの現実がどう見えるのかを中心に、映像資料やグループ討論なども取り入れて、多角的に学びあえる場をつくっていきたいと思います。

講義の概要

「平和をつくるとは話し合うことから」をモットーに、相互対話を重視して講義を進めます。映像教材を多用し、平和と紛争の生の現実に触れてもらいます。可能であれば、実際に平和を創り出しているピースメーカーたちにもゲストでお越しいただきます。

講義計画

 参加者の興味関心によって柔軟に内容を調整するので、一回ごとの講義計画はありませんが、以下のテーマには触れる予定です。

  • イントロダクションー大学とは何か、学問とは何か
  • 「文明転換」の時代
  • 「平和」とは何か
  • 「暴力」とは何か
  • 「紛争」とは何か
  • 「戦争」の歴史的変容と現代
  • 核兵器とヒロシマ・ナガサキ
  • チェルノブイリとフクシマ
  • 原子力エネルギー(科学技術)の政治学
  • 日本における平和主義と平和運動の展開と課題
  • 日本国憲法と平和学
  • 「平和」のつくりかた①
  • 「平和」のつくりかた②
  • 映像資料あるいはゲスト
  • ふりかえり

ディプロマポリシーと当該科目の関連

①人権と人間の尊厳の原理を尊重する姿勢と真理を希求する姿勢を身につけている。(基礎知識)
②グローバルな視点をもち、分析的・批判的に考えて判断し、明瞭かつ効果的に表現することができる。(専門知識、論理的思考、批判的思考)
④高い倫理的基準を持ち、地域社会に貢献することができる。(社会との関係)
 

教科書

特定しませんが、『平和を考えるための100冊+α』(法律文化社)を片手に授業に臨んでもらえれば幸いです。

参考図書

高畠通敏『平和研究講義』岩波書店 2005年
Jガルトゥング『ガルトゥング平和学入門』法律文化社 2003年
P.ハースト『戦争と権力』 2009年 など。

成績評価の方法および課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法

レポートやコメントカードによって評価します。また、グループ討論など講義への参加姿勢も評価に含みます。良いレポートやコメントは、授業中に紹介します。

リンク

敬和学園大学
https://www.keiwa-c.ac.jp/

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