開設大学とシラバス

恵泉女学園大学 「ヒロシマ・ナガサキ学」

1 開講時期

2008年度秋学期

2 対象学生

1、2年生

3 テキスト

授業時にレジメと資料を配布。
テキスト=ブックレット『ヒロシマ学習ノート』
『フィールドワーク第五福竜丸展示館』を授業時に頒布する。

4 参考文献
  • 『1945年8月6日』伊東 壮著 岩波書店
  • 『ナガサキー1945年8月9日』長崎総合科学大学平和研究所編 岩波書店
  • 『原子爆弾』山田克哉 講談社
  • 『水爆ブラボー1954年3月1日・第五福竜丸』豊崎博光・安田和也 草の根出版会
  • 『ビキニ事件の表と裏 元乗組員は語る』大石又七著 かもがわ出版
5 成績評価

数回の小レポート提出により評価。
授業参加30点、感想文10点、レポート60点により評価。

6 担当教員

安田 和也

7 講座趣旨

講義題目
原水爆の被害と人間、核の歴史

講義目的
人類最初の核使用、広島・長崎の被害、その後の核軍拡競争下での核の被害の広がりと現代の戦争について学ぶことを目的とする。
人類がいまだ核の脅威から解き放たれてはいないこと、今日の世界の戦争・紛争から和平の実現への考察と理解を深める。

8 講義内容

授業は毎回短い映像資料(原爆被害や核開発など)を見てイメージ化しながらすすめる。
原爆被爆者や第五福竜丸元乗組員の体験を聞く、都立第五福竜丸展示館での授業、都内の平和資料館の見学などもおこなう。

  • 原子爆弾の話その1・・・広島・長崎で何がおこったのか。
  • 原子爆弾の話その2・・・被爆者の苦しみ。
  • 原子爆弾の話その3・・・原爆開発から投下まで。
  • 被爆者の証言を聞く。
  • 広島・長崎後の核開発。
  • 水爆ブラボー爆発・・・第五福竜丸展示館を訪ねる。
  • 第五福竜丸の被曝者の証言を聞く。
  • マーシャル諸島の核被害。
  • 世界の核被害。
  • 核兵器を持ちつづける側の論理。
  • 核兵器廃絶を求める人々のあゆみ。
  • 女性の戦争被害を考える。
  • 現代の戦争を考える。
  • 平和な世界をつくる・現代に生きる人として。
9 その他

[履修する上での必要な要件]
特にないが、いま生きているこの世界に関心を抱いてほしい。

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