開設大学とシラバス

日本赤十字広島看護大学 国際社会と平和

1 年度

2022年度

2 科目名

国際社会と平和

3 配当年次

1

4 履修時期

後期

5 セメスター

01

6 授業形態

講義・演習

7 必修/選択

選択

8 単位数

2

9 開講時間数

30

10 担当教員名

◎片柳 真理, 掛江 朋子

授業の概要

国際社会とその一員である日本が現在直面している、平和に関わる諸問題を、多角的な視点から取り上げます。民族、文化、言語、宗教、生活習慣等の多様性のゆえに摩擦や対立が生じ、武力衝突に至ってしまった事例について、紛争と平和構築の現状を取り上げます。また、日本をとりまく国際社会の平和と安全の問題についても検討していきます。毎回、グループディスカッションを行います。

到達目標

国際社会と日本の現状をふまえ、受講生が自ら
1) なぜ対立や紛争が発生しているのかという原因を考えることができる
2) いかに「平和」を創り出すかという思考を養うことができる
3) 保健・医療従事者の立場で行う平和活動の意義を理解できる
4) 日本や広島が平和の創造に向けて果たすべき役割について考えることができる
5) 世界の問題を自らの問題としてとらえ、自分がどう行動すべきかを考えることができる
ことを目標に、思考力を養います。

予習・復習

予習
 前の授業で予習すべき内容が指示された場合は、予習して授業にのぞんでください。

復習
 講義資料を毎回、配布します。テキストはありませんので、講義で資料に追加して話す内容は必ずノートに取って下さい。授業の内容を題材にレポート課題を出しますので、授業内容は復習しましょう。

毎授業、90分の予習、90分の復習を求めます。

必須文献

なし

参考文献

毎回の講義で適宜、指示します。

評価の方法

期末レポート(70%)、毎回のコメントシートと講義での積極性(30%)で評価する予定です。レポート内容は講義で指示します。

課題に対するフィードバック

提出されたコメントシートに関しては、必要に応じて、次回以降の講義で、傾向や問題点について細かくコメントし、理解の徹底を図ります。

受講生へのメッセージ

・開講最低人数:10人
・授業形式:すべて対面
・講義では、その背景や文脈を踏まえて具体的な事例を扱いながら学びます。知識を詰め込み記憶することが目的ではなく、いかに問題意識を磨くかに重点を置きます。講義での私語は慎んで下さい。なお、事情により講義の順番が入れ替わる場合があります。

授業計画

講義
回数
担当
教員名
授業テーマ
授業内容
第1回
片柳 真理
ガイダンス
「平和」とは何か?
授業形式:対面
講義の趣旨説明。「平和」とは何かを考える。
第2回
片柳 真理
平和に取り組む国際社会の多様なアクター 授業形式:対面
平和に関わる国際社会の多様なアクターについて学ぶ。
第3回
掛江 朋子
紛争解決論の考え方 授業形式:対面
紛争とは何か、紛争解決とはなにかについて、国際紛争と日常生活での対立を対応させながら検討する。
第4回
掛江 朋子
紛争解決論の考え方 授業形式:対面
紛争解決論に基づき、紛争を解決するにはどのような考え方、アプローチが必要なのかを、議論をしながら検討する。
第5回
片柳 真理
人道支援 授業形式:対面
人道危機とは何か、それに対して国際社会はどのような人道支援を行い、どのような支援システムを構築しているのか、まだどのような問題に直面しているのかを学ぶ。
第6回
片柳 真理
ジェノサイド 授業形式:対面
ルワンダの事例からジェノサイドについて学ぶ。
第7回
掛江 朋子
紛争を生きる 授業形式:対面
紛争に巻き込まれた人々が抱える問題が紛争後にどう影響し続けるかを学ぶ。
第8回
掛江 朋子
紛争を生きる 授業形式:対面
紛争に巻き込まれた人々が抱える問題が紛争後にどう影響し続けるかを学ぶ。
第9回
片柳 真理
世界の人権問題(1) 授業形式:対面
世界の人権問題と平和の関係を考察する。貧困、難民問題、紛争中の女性に対する性暴力など、様々な例を学ぶ。
第10回
片柳 真理
世界の人権問題(2) 授業形式:対面
世界の人権問題と平和の関係を考察する。貧困、難民問題、紛争中の女性に対する性暴力など、様々な例を学ぶ。
第11回
掛江 朋子
戦争と補償 授業形式:対面
第二次世界大戦後の日本を中心に、戦後補償の問題を考える。
第12回
掛江 朋子
戦争と補償 授業形式:対面
日本と韓国の間で今も続く第二次世界大戦後の補償問題について検討する。
第13回
片柳 真理
広島の原爆体験と復興(1) 授業形式:対面
広島の原爆体験と復興について平和構築の観点から学ぶ。
第14回
片柳 真理
広島の原爆体験と復興(2) 授業形式:対面
広島の原爆体験と復興について平和構築の観点から学ぶ。また、以前の授業の内容の一部を振り返る。
第15回
掛江 朋子
国際社会の平和と個人 授業形式:対面
国際社会が平和であるためには、個人個人がどのように在り、行動すべきかを考える。

リンク

日本赤十字広島看護大学
http://www.jrchcn.ac.jp/index.html

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