開設大学とシラバス

広島国際大学 平和教育

1 科目名

平和教育

2 担当教員

青木 研,石丸 紀興,千田 武志,中村 朋子

4 区分

選択

5 配当年次

2

6 単位(時間)

2 (30)

7 期間

前期

授業の目的・ねらい

新しい戦争が起こる現在の世界状況の中で、若い世代が戦争体験を継承し、平和の意識を実践に移すことができるための基礎力を涵養することを、当講座の目的とする。
日本有数の軍都・軍港であった広島と呉の歴史や被爆の実相から戦争を考え、平和都市として蘇った広島の変容から、紛争地帯の復興の問題など現代的な課題について理解を深める。

授業の流れ

国際紛争が跡を絶たず、またわが国の戦争経験者、原爆・水爆による核被災者が減少しつつある中で、若い世代に戦争体験を学問的に継承させ、「平和」の意義を実践化し得る基礎力を涵養するとともに、原発問題など現代社会に潜む諸問題への“批判の眼”や“分析力”“考察力”を育成する。

授業の流れ

  • 戦前の広島
    軍都広島の形成と展開
  • 戦前の広島
    呉海軍工廠の光と影
  • 原爆の開発から使用まで
    原爆の開発・製造・使用に至る経過
  • 映像の中のヒロシマ
    核兵器とはどのような兵器なのか(核兵器の仕組みと効果・映像でみる核兵器の歴史)
  • 映像の中のヒロシマ
    ヒロシマ・グラウンド・ゼロ プロジェクト
  • 被爆の実相
    グラウンド・ゼロの被爆者を招いて
  • 被爆者救援 
    被爆者救護に従事した広島の医師たち
  • ヒロシマを世界に
    英語で読める原爆文献から、広島の世界化の進展を辿る
  • 広島の復興
    戦災と被爆、広島復興の構想と平和思想・平和記念思想
  • 広島の復興
    平和記念都市建設法の制定過程とその意義
  • 広島の復興
    整備された平和記念公園、残された被爆建物等
  • ヒロシマを世界に
    私たちに何ができるか(事例研究)
  • 現代の課題
    原爆報道から
  • 現代の課題
    世界の核状況
  • 期末テスト

評価基準

提出物(30%)期末試験(70%)

教科書・参考図書

自主教材

履修要件

他学部他学科からの履修「履修可」

担当者から一言

建築学、歴史学、CG映像の表現技術、英語という多角的分野から、4人の講師がオムニバス形式で「戦争」と「平和」の問題を議論するユニークな講座です。尚、講義の順序は変更する場合があります。学外講師による講義、他大学との合同フィールドワークもあります。

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