1 年度
2012年度
2012年度
広島と核
コーディネーター 平和研究所 教授 水本 和実
多彩な専門家をゲスト講師として招く予定。
博士前期課程1、2年
2
前期
広島と核の関係を、多様な専門性の角度から分析する。まず、核兵器が持つ危険性を、物理学的側面、医学的側面、社会・心理学的な側面からそれぞれ分析する。
次に、人類最初の核開発となった米国の原爆開発・投下およびそれを容認する米国内の世論形成や、アジア諸国の「記憶」について学ぶ。その上で、被爆体験を土台に平和の模索を始めた広島に目を向け、広島の近代史における戦争と平和、戦後広島の多様な平和運動の変遷について、セクターごとに検証する。
ゲスト講師による講義は公開講義とする予定。
現代世界が抱える多様な平和の課題を考えるための出発点として、原爆投下および被爆体験を原点とする広島の平和を捉えなおす。
受講生の実情に応じて、英語での開講も行う。
事前に提示される資料があれば、熟読して参加すること。
(いずれも予定。トピックスは変更あり。)
平常点(出席、受講態度)および期末レポートで総合的に判断する。
特になし。参考文献は講義で指示する。