開設大学とシラバス

中部大学 平和学

1 開講時期

2011年度

2 科目名

平和学

3 担当教員

竹峰誠一郎(非)

4 カリキュラムの中での位置付け

学科専門科目の国際政治科目として設置されている。国際政治プログラムの応用科目である。

5 開講期間

秋期毎週

6 曜日・時限

火 9-10

7 対象学年

2年

8 単位

2

授業の主旨(概要) および具体的達成目標

「平和」を見つめる目を養うことを本講義の目標とします。 

前半は食と暮らしから平和を見つめます。わたしたちの足元を、地球的視野をもって掘り下げていきます。

経済成長がなければ私たちは、豊かになれないのでしょうか?そもそも、経済成長は永遠なのでしょうか?

後半は、安全保障と平和を「周辺」の視座から見つめます。「安全保障」=「平和」なのでしょうか?安全保障って何なのでしょうか?そもそも「平和」って何なのでしょうか?
日常と当たり前を、少し立ちどまり、時には教室の外にも出かけ、考えていきます。

授業計画

本講義がめざすもの

  • セヴァン・スズキさんからのメッセージ
  • 90億人をどう養うのか
    飢餓と飽食が同居する地球
  • おいしいコーヒーの真実
    フェアトレード
  • 「豊かさ」はどこからやってくる?
    大量消費・浪費型社会システム
  • みんながリッチになることができない仕組み
    歩く平和学1
  • 「豊か」でも幸せになれないどうして?
    ダウンシフターズという生き方
  • 経済成長がなければ私たちは「豊か」になれないのだろうか?
  • 封印されたヒロシマ・ナガサキ
  • 「空からの空爆」は今
    貧者の兵器とロボット兵器
  • グローバルヒバクシャ
    核実験場とされたマーシャル諸島を訪ねて
  • 小さな島から問うアメリカの安全保障
    「基地を笑え」沖縄芸人が問いかけるもの
  • 安全保障と平和
  • 歩く平和学2

授業方法

※講義は、映像資料を活用し、丁寧でわかりやすい説明を心がけます。「平和」に関心をもつ全学生に開かれた講義運営をおこないます。

※講義を聴くだけの授業ではありません。グループごとに討論する時間を設けます。相互にコミュニケーションを取るため、感想ノートを記入してもらいます。

※教室の外に出かける課題を出します。

成績の評価方法

  • 授業出席
  • 感想ノートの記入
  • 教科書課題
  • 歩く平和学
  • グループワーク

成績の評価基準

授業の積み重ね(「授業出席」「感想ノートの記入」「グループ討論」「教科書課題」)を基本に、「歩く平和学」の成果を加味し評価します。

成績の評価基準

参考文献は講義の中で順次紹介する

教科書

  • 『ヒバクシャと戦後補償』 高橋博子・竹峰誠一郎=編 凱風社 1300円+税
  • 『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』 ダグラス・ラミス 平凡社 900円+税

リンク

トップへ戻る

PAGETOPへ