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会議等報告

理事会

第10回平和首長会議理事会

第10回平和首長会議理事会をスイス・ジュネーブ市で開催し、役員都市10都市が出席した。会議では、昨年策定した平和首長会議行動計画の推進方策について協議し、リーダー都市を中心とした活動の強化や加盟拡大に向けた意見交換がなされた。

1 日  時
平成30年(2018年)4月26日(木)
2 場  所
スイス・ジュネーブ市
3 出席都市
10都市
都 市 氏 名 ( 役 職 )
会 長 広島市 松井 一實(市長)
副会長 長崎市 田上 富久(市長)
マラコフ市(フランス) ファーティハ・アラウダ(副市長)
モンテンルパ市(フィリピン) ジェイム・R・フレスネディ(市長)
マンチェスター市(英国) エディ・ニューマン(ロードメイヤー)
イーペル市(ベルギー) ジャン・ドゥルネッツ(市長)
ビオグラード・ナ・モル市(クロアチア) イヴァン・クネッツ(市長)
グラノラーズ市(スペイン) ジョセフ・マイヨラル(市長)
フロン市(ノルウェー) トーレ・ベツビィ(名誉市長)
理 事 モントリオール市(カナダ) ロザニー・フィラート(市議会議員)

(その他)
 (公財)広島平和文化センター専門委員 ジャッキー・カバソ

4 概  要



  1.  (1)意見交換
  2.    A 平和首長会議行動計画(2017年-2020年)の推進について
  3.     a 加盟都市の拡大
    • ・ 我々が取り組んいるのは、「核兵器のない世界の実現」であり、多国間の核軍縮であることを明確にすべきである。核兵器廃絶と共に「安全で活力のある都市の実現」を行動計画に掲げたことは、加盟都市の拡大に寄与する。(マンチェスター市)
    • ・ 昨年、スペインの加盟都市を約100都市増やすことができた。現在、支部の機能強化と地中海地域との連携の2つに取り組んでいる。フランスとの協力についても議論している。(グラノラーズ市)
    • ・ クロアチアの加盟都市は32都市から増えていない。加盟都市の拡大の手法の一つとして、中央・東南ヨーロッパ支部の設立について、マラコフ市及びグラノラーズ市と検討を進めている。(ビオグラード・ナ・モル市)
    • ・ 活動的な都市を増やしていくことも重要である。核兵器国においては、被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という人道的信念や「安全で活力のある都市の実現」を訴えると受け入れてもらいやすい。それぞれの都市に合った推進方法をとっていくべきである。現在、リーダー都市は国単位の取りまとめが基本である。国境を越える地域組織の推進にも、まずは、国単位のリーダー都市が、国境を越えた近隣都市へのアウトリーチを進めていくことから始めるのが現実的・効果的だと考える。(事務局)
    • ・ ベルギーの70%の市長がメンバーであるが、南北でギャップがある。来年選挙があるので、平和首長会議について話す良い機会となる。(イーペル市)

  4.     b 次代の平和活動を担う青少年の育成
    • ・ 平和教育を市内の中等教育学校のカリキュラムに盛り込む予定である。フィリピン国内の他の都市も追従することを期待している。(モンテンルパ市)
    • ・ クロアチアは戦争を経験しているが、核兵器の問題は十分認識されていないため、教育が必要である。小学校での折り鶴の作成や原爆展の開催などの新しい取組を始めた。(ビオグラード・ナ・モル市)
    • ・ 核兵器と平和教育について検討しており、平和活動においてリーダーシップを推進する組織とも連携している。平和教育の指針の準備を進めている。(マンチェスター市)
    • ・ 平和教育のカリキュラムを広めるのが良いのではないかと思う。(フロン市)
    • ・ 若者を巻き込む場合、彼らの方から近づいてくるのを待つのではなく、こちらから進んでいかなくてはならない。また、若者の会議メンバーの主導により若者の考えを聞き、提案を実現するようにしている。若者に平和の必要性を説く必要がある。大学で平和教育を行うことや子どもを含め多くの人が訪れる植物園で原爆展を行うことに取り組んでいる。(モントリオール市)
    • ・ 子ども達と一緒に原爆展を開催しようとしている。(イーペル市)
    • ・ 政府の教育部門と共に平和教育の取組を始めようとしている。若者を海外に派遣し、その成果を展示したり、音楽学校の子供達のコンサートをサポートし、多くの人の関心を集めることも行っている。セネガルの組織と連携し、文通を通して異文化を理解することを学ばせている。(マラコフ市)
    • ・ リーダー都市が中心になって、その地域で若者を集め、歴史や平和を学ぶ取組みを行ってはどうか。被爆地から資料を提供することも可能である。リーダー都市を中心とした取組の活性化は行動計画にもある。(広島市)
    • ・ 各都市のイニシアティブに感銘を受けた。好事例の共有を図るため、各都市の取組の報告をお願いしたい。(事務局)

  5.     c その他
    • ・ ノルウェーでは、ノーベル平和賞がICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に授与され、議会の多数派が核兵器禁止条約に賛同しているが、政府は反対している。(フロン市)
    • ・ 英国国内で核兵器の問題は政党間に溝を作り、意見の一致が見られないが、ICANと密に連携し核兵器廃絶に向けて取り組んでいる。(マンチェスター市)
    • ・ 署名活動に必要なものがあれば、事務局に相談してもらいたい。(事務局)

  6.    B 「安全で活力のある都市の実現」に向けた取組について
  7.      4都市から事例発表を行うとともに、意見交換を行った。
  8.     (事例発表)
  9.     (意見交換)
    • ・ 「安全で活力のある都市の実現」は、各地域それぞれの優先課題に取り組むイニシアティブを尊重し、推進すると同時に、「核兵器のない世界の実現」に向けた幅広い基盤づくりにも貢献している。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)は、平和の確保を中核としており、平和首長会議が支援することは極めて適切である。(事務局)
    • ・ ノルウェー政府は気候変動問題に取り組んでおり、平和首長会議の取組を進めやすい。また、飢餓がなくなれば、戦争もなくなる。(フロン市)
    • ・ 昨年5月にテロを経験し、犠牲者への支援に取り組んでいる。一つの団結した都市になるための支援が重要である。都市は安全で活力のある場所にしなければならない。(マンチェスター市)
    • ・ 市民の安心・安全な生活を守る首長として責任を担っている。リーダー都市が中心となって、同じ課題を抱える都市と協同で、その解決のための取組を推進すると共に、核兵器廃絶についても取り組んでもらいたい。(広島市)
    • ・ 2020年以降の平和首長会議行動指針(ビジョン)では、若い世代に対する平和教育を盛り込み、多様性を受け入れ、戦争以外の方法で意見の対立を解決することの重要性を学んでもらう取組を推進してはどうか。なお、その際、若者が主体的に考え実践することを支援する方法をとりたい。(長崎市)

  10.  (2)報告事項
  11.    A 第11回平和首長会議理事会の開催について
  12.      事務局より、以下のとおり報告を行った。
  13.     a 開催時期
  14.       2019年11月頃
  15.     b 開催地
  16.       ドイツ・ハノーバー市

  17.    B 2020年以降の平和首長会議行動指針(ビジョン)の策定スケジュールについて
  18.      事務局より、以下のとおり報告を行った。
  19.     a 策定時期
  20.       2020年8月   第10回平和首長会議総会
  21.     b 策定までの意見交換
  22.       2018年後半  スカイプ等による意見交換
  23.       2019年4月頃  2020年NPT再検討会議第3回準備委員会に合わせた意見交換会
  24.           |  スカイプ等による意見交換
  25.          11月頃 第11回平和首長会議理事会
  26.       2020年4月頃  2020年NPT再検討会議に合わせた意見交換会
  27.           7月まで スカイプ等による意見交換で最終調整

  28.    C ヨーロッパ地域の活動について
    •  マンチェスター市が、ヨーロッパ支部の設立について前日にヨーロッパの役員都市が協議した内容について報告した。
    • ・ 平和首長会議事務局の支援を受けてヨーロッパ支部の設立に向けた準備をしている。広島・長崎デーや国際平和デーなどの平和関連行事の開催促進、気候変動問題など関心の高い都市同士の連携、UCLG(都市・自治体連合)との連携、ハノーバー市が進める平和アートプロジェクトの開催支援、平和教育の推進等に取り組み、ヨーロッパ地域の加盟都市の拡大に繋げることを検討している。(マンチェスター市)
    • ・ 気候変動問題での有志連合、UCLG等との連携におけるリエゾン都市の特定など、各都市の関心も高く、実績もあって具体的な成果が期待できるところから、ヨーロッパ地域での組織化を推進するとの方向性を評価し、支持する。(事務局)

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加盟都市数