| 概要 |
広島と核の関係を、多様な専門性の角度から分析する。まず、核兵器が持つ危険性を、物理学的側面、医学的側面、社会・心理学的な側面からそれぞれ分析する。次に、人類最初の核開発となった米国の原爆開発・投下およびそれを容認する米国内の世論形成や、アジア諸国の「記憶」について学ぶ。その上で、被爆体験を土台に平和の模索を始めた広島に目を向け、広島の近代史における戦争と平和、戦後広島の多様な平和運動の変遷について、セクターごとに検証する。
ゲスト講師による講義は公開講義とする予定。 |
| 講義のねらい |
| 現代世界が抱える多様な平和の課題を考えるための出発点として、原爆投下および被爆体験を原点とする広島の平和を捉えなおす。 |
| 受講要件 |
| 受講生の実情に応じて、英語での開講も行う。 |
| 受講生への要望 |
| 事前に提示される資料があれば、熟読して参加すること。 |
| 講義内容 |
- イントロダクション
①「広島と核」がめざすもの
- 広島の被爆体験に見る核兵器の危険性
②物理学から見た核兵器の危険性(ゲスト講師)
③医学的から見た核兵器の危険性(ゲスト講師)
④文学にみる社会的・心理的側面から見た核兵器の危険性(ゲスト講師)
- 米国による原爆開発・投下をめぐる諸問題
⑤米国の原爆開発――核分裂の発見からマンハッタン計画まで(平和研究所研究員)
⑥戦後の米国内「正当化」論の形成および「修正主義者」史観(平和研究所研究員)
⑦アジアでの原爆投下をめぐる「記憶」の対立
- 広島の戦争と平和
⑧近代史における広島の戦争と平和
- 戦後広島の平和運動の変遷
⑨国際平和記念都市・広島の形成と平和行政(ゲスト講師)
⑩広島の市民運動・被爆者運動
⑪広島の平和教育(ゲスト講師)
⑫平和文化センター・平和記念資料館の役割(ゲスト講師)
⑬メディアと広島の平和(ゲスト講師)
- まとめ
⑭広島で平和を学ぶ意義――被爆体験と世界の平和
(いずれも予定。トピックスは変更あり。)
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| 評価方法 |
| 平常点(出席、受講態度)および期末レポートで総合的に判断する。 |
| 教科書等 |
| 特になし。参考文献は講義で指示する。 |